ワキガの自覚

実際にいつからワキガだったのかは分かりませんが、小学校3年生頃にはその自覚があり、34歳になった現在も悩まされています。

私の場合、人に言われて気づいたのではなく、ある日ふと自分の体から発せられる嫌な臭いいに気づきました。

当時は「ワキガ」という言葉を知らなかったので、「最近、自分の体から変な臭いがする。でも他の人は臭ってない。

どうして?」と思っていました。

臭う箇所も最初は分からず、強烈な臭いの時などに、学校のトイレ(個室)で服の中や手など嗅げる部分を何度も嗅ぎ、ワキだけがくさいことに気づきました。

気になり始めたら「これだけくさいんだから、私の近くにいる人もきっとくさいと思っているはず。どうしよう」と不安になる毎日でした。

解決策を見つけられないまま半月~1年ほど経って、母親に「あんたワキガだね」と言われ、自分がワキガなのだと知りました。

ワキガは酷い臭いが続くと、衣類にも臭いが染みついて、何度洗濯しても取れません。それで、毎日洗濯物を畳んでくれていた母が気づいたようでした。

そして、体質からくるものだということ、緊張したときにかく汗が主な原因だと教えられました。

私は幼い頃から人とコミュニケーションをとることが苦手で、家族以外の人と話すことにとてもストレスを感じる性格でした。

ストレスを感じるとより多く汗をかき、ワキの汗がベタつくのです。

もともとワキガ体質で、最悪なことに私の内向的な性格がワキガを増長させてしまう原因になったのだと思います。

自覚してからの悩み

ワキガを自覚してからは毎日悩んでいます。

一番の悩みは、ワキガのせいで周りの人から嫌われることです。

これは34歳になった今でも心配しています。

好きでワキガになるわけではないことは誰もが知っているでしょうが、あまりに臭いが強烈だと、近くにいる人は正直キツイですよね。

私の体験談ですが、中学生の時に友人と街へ遊びに出かけ、帰りは同じバスに乗って帰りました。

友人と遊ぶのは楽しかったのですが、当時は街に出るということがあまりない私だったので緊張汗が凄まじく、帰りのワキガは酷いものでした。

バスの中で友人と隣同士で座りましたが、あまりに私のワキがくさかったのでしょう。

友人は思わず顔を私から背けました。

とても恥ずかしく、とてもショックでしたが、私自身、自分の臭いにウンザリしていたので、「ひとりでゆっくり座るね」と言って席を移動しました。

普段はとても優しい友人でしたので、そんな彼女も我慢できないほどだったのですね。

しかし私自身がワキガであり、そういった経験をしているにも関わらず、他のワキガの人の側にいると「うわ、この人くさいな。ちょっと離れたいな」と思ってしまいます。

理不尽なのですが、これが現実です。

他にも、洗濯をしても衣類のワキ部分が黄ばみやすいとか臭いが染みついて取れないとか、いろいろ悩みはあります。

解消するために試したこと

臭いが強烈な時はより多くの汗をかいているので、衣類がワキ汗で濡れるだけならまだしも、臭いが染みついて取れません。

なので、ウェットティッシュを常に持ち歩いて気づいたときにワキを拭いても、衣類に臭いが残っているのであまり意味がありません。
(ワキのベタつきくらいは解消されるので、無意味ではありませんが)

中・高の時代は悲惨でした。

どちらもブレザーでしたが、ブラウスを通り越して臭いがつき、そして制服は毎日洗えるものではないので、ブレザーが毎日くさい。

テレビや知人から得た情報で消臭剤を何種類か試しましたが、ワキガに消臭剤の香りがプラスされ、より変な臭いを醸し出すので、効果的ではありませんでした。

コットンに調味料のお酢をつけてワキを拭くと良いという情報も、私には効果を感じられませんでした。

両ワキに不要になったハンカチを朝に詰めて、お昼ころに取る、なんていうこともやってみました。

これは衣類に直接ワキ汗が触れるのを午前中は防げるので、ワキを拭いておけば少しは臭いを解消できましたが、ハンカチがズレてしまうので、途中で断念しました。

経済的に余裕があるなら手術もしたいと思いますが、手術しても治らない人もいるという話も聞くので、今のところ手術は考えていません。

インターネット通販で購入できるというワキガに効くクリームなんていうものもあるらしいので、そちらは一度試してみたいと思っています。

ワキガを自覚してから20年以上付き合ってきて、完全に解消できたことはないし、今後もずっと悩み続けていくのだと思います。

ただ、この長い期間で気づいた良いこともあります。

それは、「ストレス性の汗をかかなければ、臭いが酷くならない」ということです。

そもそもストレスを感じにくくさせるということは、私にとっては自分の性格をポジティブな方向に変えていかなくてはならないということなので、ある意味一番改善が難しいです。

ですが自分のために、これからも、自己の内面を含め、何かしら努力をしたり試したりしながら、ワキガと向き合っていきたいと思います。