ワキガの方は、衣類の黄ばみの程度が少々大きいです。

何もワキガという状態でなくても、黄ばみという状態は大いにあり得ます。

しかしワキガの場合は、その黄ばみが著しくなる事も多々あるのです。

それにも複数の原因があります。

リポフスチンの量が多いという原因

ワキガの方は、色素に大きな特徴があります。そもそも皮膚の内部には、アポクリン腺と呼ばれる組織があるのです。

そこから汗が分泌される訳ですが、その中には様々な物質が含まれています。

それで数ある物質の1つは、リポフスチンです。それは色素の一種なのです。

アポクリン腺と呼ばれる箇所から出てくる汗は、通常とは少々異なります。

上記の色素が多く含まれているのが特徴的です。

それでワキガ体質の方々は、アポクリン腺の数が少々多い訳です。

という事は、必然的に上記の色素も多くなります。
ところで衣類の黄ばみは、そのリポフスチンという色素によって引き起こされるのです。

多くの色素が衣類に付着してしまえば、黄ばみの度合いも強くなるという仕組みなのです。

ワキガ体質の方は鉄が多いので黄ばんでしまう

他にも原因があります。

鉄分なども大きく関わってくるのです。

上述のように、アポクリン腺から排出される汗の中には、とにかく色々な成分が入っています。

タンパク質だけでなく、脂質や糖質なども含まれているのです。

それで鉄は、黄ばみと大きな関連性があります。

それが多いか否かによって、衣類の黄色い色の程度も変わってくるのです。

やはり鉄の量が多い方々は、衣類も少々黄ばみやすくなる傾向があります。

それでワキガ体質の方々は、アポクリン腺が少々特殊な状態になっている事もあります。

黒褐色のアポクリン腺も存在するのです。

専門的な表現を用いると、アポクリン腺様というタイプになります。

このアポクリン腺様が多い方々は、通常の方々と比べると、服も黄ばみやすくなる訳です。

つまりアポクリン腺の中に含まれる鉄が、黄ばみを作り出すイメージになります。

ミネラルが多いという原因

何も鉄だけではありません。

ワキガ体質の方々は、通常の体質の方々と比べると、やや汗の中にミネラルが多く含まれている傾向があります。

それで、服の黄ばみはミネラルとの密接な関連性はあります。

やはり衣類にミネラルが多く付着してしまいますと、どうしても黄色になりやすい訳です。

ですからワキガ体質の方々は、衣類も黄ばみやすくなる傾向はあります。

制汗剤と反応するという原因

他にも原因があります。

制汗剤が、間接的に関わっている事もあるのです。

ワキガ体質の方々は、何とかして汗を少なくしたいと試みています。

制汗剤が、その手段の1つになるでしょう。

汗を抑えてくれる働きがある訳ですから、臭いの程度もある程度抑えられると見込まれるからです。

それは良いですが、問題は制汗剤の中に含まれている成分との反応です。

残念ながら汗の中に含まれる成分は、制汗剤と反応してしまう傾向があります。

つまり化学反応が発生するのです。

衣類に化学反応が起きてしまいますと、どうしても黄色くなりやすい訳です。

ですから汗の分泌量が多いワキガ体質の方々は、衣類も黄ばみやすくなる傾向があります。

黄ばみを落とすには洗剤をよく選んでみる

このようにワキガによって衣類が黄ばんでしまう原因は、以上のミネラルと鉄と制汗剤とリポフスチンという4つがあるのです。

それで衣類が黄ばむ以上は、何とかして解決をする必要があります。その手段の1つが、普段使っている洗剤なのです。

そもそも衣類の黄ばみというのは、いわゆる油汚れの一種になります。

衣類に対しては、たまに頑固な汚れが付着してしまう事もあるでしょう。

それが、独特の黄ばみを作り出してしまう訳です。

ところで数ある洗剤の中には、その脂汚れに強いタイプがあります。界面活性剤などはその1つです。

そもそも洗剤と言っても、様々な種類は存在します。全ての洗剤が、油汚れに強い訳でもありません。

数ある洗剤の中でも、界面活性剤は油を落とす力が一番強い訳です。

このためワキガ体質の方々は、現在使用している洗剤を見直してみると良いでしょう。

上記の活性剤に変更してみる事で、黄ばみが解消される可能性はあります。

皮脂を落としてくれる効果が大きな製品を使う

それと、もっとシンプルな方法があります。皮脂に有効な製品を使えば良いのです。

そもそも身の回りの製品を見てみますと、皮脂を落としてくれる効果が強い物もいくつかあります。

例えばデオドラントの固形石鹸でも、十分に皮脂を落とすことは可能です。

またメイク落とし剤の中にも、それなりに多くの皮脂が含まれています。

それで上記でも触れた通り、衣類が黄ばんでしまう原因の1つは、油汚れなのです。

皮脂が衣類に付着してしまうのも、その一因なのです。
ですから上述の石鹸やメイク落とし剤などを使ってあげますと、皮脂なども除去される訳です。

最終的に衣類に黄ばみが生じづらくなると見込まれるのです。

水でなく湯水で洗うようにする

それと衣類の洗い方なども、重要なポイントになります。

普段から洗濯で使用している水などの温度は、ちょっと気を使ってみると良いでしょう。

そもそも油汚れは、温度との密接な関連性があります。やや高めな温度の水を使ってあげますと、汚れは落ちやすくなるのです。

例えば食器を洗う時には、お湯を使ってあげるのは有効です。水を使っても、一応は食器に付着した汚れを落とす事はできます。

しかし、落とせる程度は限定されてしまうのです。

それに対してお湯で食器を洗浄してあげますと、総じて油汚れも落としやすくなります。ですから食器洗いをする時は、お湯を使ってあげると良いでしょう。

全く同じ事は、衣類の洗濯に対しても言えます。洗濯機によっては、湯水で洗える機能が完備されているのです。

確かにワキガで、衣類が黄ばんでしまうことはあるでしょう。しかし湯水を使って洗浄してあげますと、黄ばみの程度も抑えられる傾向はあります。

ですからワキガで黄ばんでしまった時は、湯水で洗浄してみると良いでしょう。

重曹を溶かした水で漬け込んでおくと良い

またワキガで衣類が黄ばんだ時には、重曹なども有効です。

しばらく漬け込んでみるのは有効です。

そもそも洗濯をしている方々は、たまに洗濯機の中に重曹を入れています。その方が、洗濯の効果も高まりやすいからです。

それは、ワキガによる黄ばみに対しても同じ事が言えます。ですから黄ばみ対策としては、重曹などは大いに有効なのです。

なぜ重曹が黄ばみに関して効果を発揮してくれるかと言うと、漂白効果が期待できるからです。重曹はアルカリ性で、換算水素ナトリウムという物質になります。それは漂白効果が非常に大きい訳です。

このためワキガによる黄ばみが少々気になる時には、衣類の漬け置き洗いをしてみると良いでしょう。

そのやり方ですが、まずは500mlのペットボトルを用意します。その中に粉末状の重曹を入れて、水とミックスするのです。

しばらくペットボトルをシェイクして、重曹を完全に溶かします。

その重曹が溶けた水を、洗面器やバケツなどに入れておく訳です。

黄ばんだ衣類をその中に入れて、しばらく放置しておきますと、通常よりは黄ばみが落ちやすくなります。

ちなみに、それは悪臭対策にもなるのです。

重曹は、消臭効果も比較的強いからです。

ワキガの悪臭は大変気になりますから、黄ばんでしまった衣類を重曹に漬け込んでおくのは、大いに有効です。