私は31歳の男性です。

会社員で独身です。

実はこの年になるまで女性とまともにお付き合いしたことがありません。

その原因は私の容姿や性格も一因だとは思いますが、主な原因はわきがだと確信してます。

私のわきがは父親からの遺伝です。

ちなみに弟もわきがです。

わきが一家のため、子供の頃は自分の体臭には気付きませんでした。

ただ今思い返せば、母親がやたら強い香りの柔軟剤やルームフレグランスを使ったり、洗濯で漂白剤を使ったりしていた気がします。

きっと息子のわきがに気付きながらも母親のやさしさで気付かないふり、わきがでいじめられないように細心の注意を払ってくれていたのでしょう。

そんな私が自分のわきがに気付いたのは高校生のとき、友達から体操服のわきが黄色くなっていることを指摘されたのがきっかけでした。

それまで私は洋服のわきは黄色くなるものだと思っていたのですが、彼の指摘で普通の人は汗をかいても洋服が黄色く変色しないことを知ったのです。

その後ネットで調べた結果、黄色く変色するのはわきがが原因だと知りました。

それと同時にわきがはそうでない人からはとても嫌われ忌避されることも知り、大きなショックを受けました。

これ以降、私は他人に嫌われているのでは?避けられているのでは?という疑心暗鬼(疑いではなく事実そうかもしれませんが)から逃れることができません。

私にとって、わきがが原因のショッキングな出来事は自分がわきがであることを知ったことでした。

当時私には好きな女性がいましたが、自分のわきがに気付いてからはどうしてもアタックする勇気が持てず……アタックどころか自分の体臭を気にするあまり、彼女の半径3m以内に近づくことすらできなくなりました。

これ以降、私は女性に対しては男性以上に気を使い、近づかないようにしています。

わきがを少しでも改善するために、渋柿エキスが入った石鹸など体臭予防に効果のある石鹸や制汗剤など、あらゆる方法を試してみましたが、効果を実感することはできませんでした。

そもそも自分の体臭を自分で客観的に判断することはできません。

たとえ石鹸や制汗剤で多少なりともわきがが改善したとしても、私はそれを自覚することができないのですから、自信を持って他人と向き合うこともできないわけです。

とはいえ、自分に自信が持てなくても他人へのエチケットとして、私は今でも体臭予防の方法を色々と試しています。

両親のように、わきがの自分を愛してくれる女性はいるかもしれません。

しかし、私はそんな女性を探す意欲がわいてきませんし、運命の女性にめぐり合うまでに数々の女性に「くさい」だの「わきがだから近寄るな」だの言われて嫌がられたり傷つけられることを思うと、恋人を探す勇気もわいてきません。

このまま一生独身のまま生きるのか、あるいはわきがの手術を受けてわきがから脱出するのか、最近はこのことばかり悩んでいます。