自分がわきがかどうかをセルフチェックする方法はいくつかあります。

これらの当てはまるものが多いと、わきがの可能性が高いといえます。

自分がわきがの可能性があるかチェックする方法

わき汗をかきやすく、その汗の粘度が高い

わきがの原因は主に2つあると言えます。

1つがアポクリン腺の発達と活発化です。

アポクリン腺は特にわきの下に多くあり、アポクリン腺から出る汗はアンモニアを含む、においの強いものになっています。

わき汗をかきやすい人は、通常よりもアポクリン腺からの汗の分泌が多いといえ、自然にアンモニアによる悪臭を放ちやすく、わきがであるリスクが高いといえます。

また、アポクリン腺から分泌する汗はアンモニアの他に、脂質を服組んでいます。

この脂質によって、汗の粘度が高まっているのです。

衣類のわきの下に黄ばみや黒ずみがでる。

衣類のわきの下に黄ばみや黒ずみがでる原因は、主にアポクリン腺から分泌する汗が関係しています。

アポクリン腺から分泌する汗は、衣類に付着し化学反応をすることで、衣類に色を付けてしまいます。

また、アポクリン腺から出る脂質によるたんぱく汚れも着色の原因となっています。

これらの汚れは一度付着すると落ちにくく、通常の洗濯では簡単に落ちません。

落とすための効果的な方法として、重曹を使って歯ブラシでこすり洗いをする、漂白剤へのつけ置き洗いをするなどがあります。

わき毛に白いかすのようなものがついている

この原因になっているのは、アポクリン腺から分泌される脂質です。

この脂質が固まったものがわき毛に付着し取れにくくなっているのです。

つまり、この脂質のかたまりがわき毛についているということは、アポクリン腺からの汗の分泌量が多く、また、その分泌された汗や汚れをきれいに洗い切れていないということになります。

そのために、体臭の原因になってしまっているのです。

耳垢が湿っている

耳垢が湿っている方の多くはわきがであると言われています。

なぜかというと、アポクリン腺が発達している人は、耳の中にある外耳道のアポクリン腺も発達しており、その外耳道のアポクリン腺から分泌される汗によって、耳垢が湿ってしまうのです。

耳垢が湿っている方のおよそ9割もの方がわきがであると言われています。

一方で、耳垢が乾いていればわきがではないというわけでもありません。

耳垢が乾いている方でも、手術をした結果、アポクリン腺が発達しており、わきがであったということもあるようです。

耳垢の湿り方は人によってまちまちではありますが、綿棒を使って耳掃除をしたときに、耳垢の色がつき湿った状態になる場合や、液体状の耳垢がついてくることもあります。

ただし、耳垢が湿っている方全員が体臭が強いというわけではなく、わきがであるものの、その程度が軽く、周りも自分も体臭が気にならないということもあるようです。

汗のにおいとは異なる刺激臭がする

この原因となっているのは、アポクリン腺から分泌される汗です。

先述したように、アポクリン腺から分泌される汗は、アンモニアを含んでいるため、鼻を刺すような刺激臭を感じることがあります。

日本人が主に汗を分泌するのはアポクリン腺ではなくエクリン腺であり、このエクリン腺から分泌される汗のにおいが、よく「汗臭い」といわれる汗になるのです。

わきがの方はアポクリン腺から汗を分泌する量が多いため、その独特のにおいを意図せず発してしまうのです。

親族にわきがの人がいる

わきがは優性遺伝と言われており、親族の人にわきがの方がいると、遺伝の関係上、わきがになりやすいと言えます。

この遺伝によって、わきがの原因となる、アポクリン腺の発達や活性を招くのです。

しかし、あくまでも遺伝によってわきがになりやすのであって、遺伝をしていない人でもわきがになる可能性は十分にあるので、注意が必要です。

思春期から体臭が気になるようになった

わきがは、成長とともに強くなっていきます。

特に思春期のように成長真っただ中であれば、その体の成長に合わせ、汗腺も発達します。

そのため、汗や皮脂の分泌も活発となり、以前にはなかった体臭を急に発するようになることがあります。

この思春期に発生するわきがは、成長とともに落ち着き、安定する場合もあります。

しかし、この思春期のわきがにおいて困りになるのは、本人が多感な時期であり、体臭による悩み・困りを受けやすい状況にあることです。

体臭という急な体の変化によって、他の誰かに指摘され、悩み傷つく可能性も高く、引きこもりや不登校の原因にもなりかねないというのが、この思春期から始まるわきがの特徴でもあります。

わきがをチェックする時の注意点は?

わきがをチェックするときの注意点は、わきがであるかどうかよりも、わきがによる症状に注目することです。

実は、わきがの方は全員が全員、体臭が強いというわけではありません。

わきがの方の中には、わきがの方特有の症状はあるものの、体臭は周りも自分も気づかないほどで、実際の困りがあまりないという方も少なくありません。

そのために、わきが同様の症状がみられることに一喜一憂するのではなく、その症状による具体的な困りを見つめる必要があると言えます。

わきがの主症状は、特有の体臭であると言えます。

この体臭による悩みで、周りが気になって仕方なく、苦しい思いをしている方もいるでしょう。

そのような方には、ぜひ専門医の受診をおすすめします。

これには体臭改善以外にも自分の悩みや困りを相談し、具体的なアドバイスを頂ける相手に出会うということで、気持ちを少しでも楽にする可能性があります。

一人で抱え込んで悩んでしまうよりも、専門的な治療を受けつつ、体臭ケアについて具体的対応を助言してもらえることで、状況は変わっていくことでしょう。

病院でのわきがチェックの方法は?

病院でわきがをチェックする際は、皮膚科もしくは形成外科や美容形成外科等で診察してもらうとよいでしょう。

皮膚科でのわきがの診断方法は、医師がにおいを嗅いではんだんするという、とてもシンプルなものです。

もちろんわきのにおいを直接嗅ぐのではなく、一度わきをガーゼでふき取り、そのガーゼのにおいを嗅ぐのです。

処方については、塗り薬と飲み薬を処方されるようです。これらは健康保険が適用されるので、安心して受診することができます。

形成外科や美容形成外科では、直接治療を行っており、ビューホット治療や電気凝固法、ボトックス注射やミラドライ治療法などを駆使して症状の緩和を図ります。

セルフチェックで判断するよりも、医師の診断を受けた方がより安心といえます。

数々の診察を行ってきた経験から、あなたの症状を的確に診断してくれることでしょう。

特に、セルフチェックでは、わきがの症状に対しての周りの客観的な評価が分かりにくく、自分で「わきがかも」と思っても実際のところは分からないまま、心に心配だけを抱え込んでしまいます。

そのため、医師から客観的に診察してもらうことで、より的確に状況を把握できるのです。

その一方で、わきがを受け入れ切れていないからにとっては、診断を聞くことで大きなショックを受けるかもしれません。

しかし、自分の悩みを解決するために早く気づけたことはいいことであり、今後一緒に治療をしてくれるパートナーがいる状況はよりプラスであると言えるでしょう。