冬場のヒートテックと並び、夏場のインナーとして認知度が高いエアリズムですが、誰にでも適したインナーと言うわけではなく、わきがの方には不向きなインナーだとされています。

その理由になるのはいくつか挙げられますが、基本的にわきが対策のインナーとして開発されたわけではないので、わきがと対策としての効果はそれほど高くはないです。

わきがとエアリズムの相性はダメなの?

まずエアリズムとわきがとの相性がどうなのかと言うと、これは何の工夫もしなかった場合には悪いとされていて、エアリズムは主に通気性を高くして速乾性を向上させています。

その為、汗をかきにくくなりますし臭いがインナーの中にこもってしまう可能性も低いのですが、このエアリズムの特徴こそがわきがとの相性が悪い理由になっていて、通気性が高いというポイントはそのままわきが臭が外に漏れやすくなるという事です。

したがって、周囲の方にわきが臭が感じられる可能性が高くなり、これはわきがに悩む方にとっては最も避けたい事態と言えるので、エアリズムとわきがの相性が悪いという評価になります。

ただし、上記のように工夫をする事でエアリズムとわきがの相性を良くする事ができるようになっていて、その工夫とはデオドラントスプレーなどでしっかりとわきがの臭いを抑える事です。

なぜならば、通気性が高いこと自体はわきが対策としては効果的になっていますので、わきがの臭いが漏れてしまう事だけを防止できればエアリズムを着ても特に大きな問題は起こらなくなります。

わきがの人がエアリズムを着る時のメリットとデメリットは?

エアリズムを着用する最大のメリットは着た時に涼しくて着心地が良いと言う物になりますが、これはわきがではない方のメリットになっていて、わきがの方の場合のメリットになるのは汗をかきにくいと言うポイントになります。

そもそもわきがと言うのは、アポクリン汗腺から排出された汗が雑菌に分解された際に発生する臭いが原因で、通気性を高くして汗をかきにくくするというのはわきがに悩む方にとっては大きなメリットです。

また、エアリズムはある程度の消臭効果もあるとされていますので、軽度のわきがであれば着用するだけでそれなりの対策が可能になる事から、消臭効果もエアリズムが持っているわきがの方へのメリットと言えます。

一方、デメリットになるのは上記の通り臭いが漏れやすくなっている事で、基本的にわきがで悩む方は自分が臭いと思われていないかを気にしていて、このデメリットは非常に大きなものです。

さらに、エアリズムは通気性こそ高い物の抗菌効果はそれほど高くはないとされ、繁殖した雑菌がそのままエアリズムに付着しているケースは多く、この雑菌が蓄積されていくとエアリズムそのものがわきが臭くなってしまいます。

そうなると、通気性が高いがゆえに悪臭がドンドン周囲に広がってしまいますし、自分が着用する際にも臭いが気になるという事態にもなりかねませんので、この雑菌が繁殖しやすいというのもデメリットの一つです。

わきがの人が着るおすすめのシャツの素材は?

わきがに悩む方にオススメできるシャツの素材は大きく分けて二種類になっていて、夏場は「麻」で冬場は「綿」となり基本的には天然素材で作られたシャツが良いとされています。

まず、夏場に麻素材がオススメできる理由になるのは、麻素材は通気性が高く熱を外部に逃す効果がある事で、こちらはエアリズムと同じ様にわきがの原因となっている汗をかく事自体を抑えてくれる可能性が高いです。

また、汗を抑えるのと同時にかいてしまった汗をキチンと吸収してくれる効果もあり。雑菌が発生する事や繫殖してしまう事を抑えてくれるという、わきが対策としては最強とも呼ばれている非常に有効性の高い素材だと言えます。

なお、麻の素材はいわゆる「シャリ感」が強く肌の弱い方などは着心地が悪いと感じてしまう事があるのですが、最近はその問題に対処する為に綿と麻の混合素材などを使用して柔らかく仕上げたシャツも多いです。

次に、冬場に綿素材がオススメできる理由になるのは、麻と比べて保温性が高い事だとされていて、冬は気温が低いので通気性が高い麻素材だと寒さが強く感じられてしまうケースが多くなります。

さらに、綿素材は柔らかく吸湿性能も保温性能も高いので、しっかりした物を選べば機能性インナーに勝るとも劣らない程に暖かく快適に着用でき、わきが臭も抑えてくれますし値段も手ごろと良い事づくめです。 

それに加えて、最近では素材の中に消臭効果がある繊維を織り込んだインナーなども増えてきていますので、自分の肌に合った物の中からその様な消臭効果も期待できるシャツを選ぶ方法もオススメできます。

わきがの人が避けた方がいいシャツの素材は?

わきがの方にオススメできるシャツがあれば、当然オススメできないシャツも存在していて、わきがの方に適していないシャツの素材と言えば化学繊維になります。

化学繊維とは石油などを原料として人工的に作った繊維の事で、ナイロンやポリエステル、ポリウレタンにアクリルなどが一般的な洋服に使われている化学繊維になり、この様な素材で作られたシャツは臭いを強くする可能性が高いです。

どうして化学繊維の服がわきがには良くないとされているかと言うと、化学繊維の持っている悪い特徴になるのが「吸湿性の悪さ」と「通気性の悪さ」である事が理由で、化学繊維は吸湿性が悪くわきがの原因である汗を吸収する効果はほとんど期待できないと言われています。

その為、かいてしまった汗がそのまま肌に残る事になり、通気性も悪いので暑く感じてしまう事が多くかいてしまう汗の量も多くなってしまう傾向があり、その両方が原因でインナーの内部が蒸れてしまう事が非常に多いです。

そして、このポイントこそがわきが臭の元となる細菌の繫殖を加速させてしまい、肌の上に残された汗で雑菌が増殖してしまうと結果としてワキガの臭いが強くなるので、化学繊維はわきがの方には良くないと言えるようになります。

また、化学繊維でも速乾性が高いなら大丈夫ではないかと疑問を持つ方もいますが、この場合は汗自体が乾くのは早くなるとしても別の問題が出る様になっていて、速乾性があるという事は汗をかいても乾きやすい事は事実ですが、わきがの臭いの成分自体はインナーに残る可能性が高いです。

したがって、臭いの成分だけがインナーの脇の部分に蓄積されてしまいそこで雑菌が増殖してしまう事があり、実際にわきがに悩む方の中には服を洗っても脇の部分だけが黄色くなっているという方が多く、これはインナーの繊維の中に臭いの成分が残されている事が原因だとされています。

また、ヒートテックなどの暖かい機能性インナーにも注意が必要だと言われていて、最近では薄くても暖かいインナーが多くの企業から販売されていますが、基本的には機能性インナーのほとんどは化学繊維だけで作られていますので上記のように化学繊維のデメリットが発生します。

さらには、暖かい機能性インナーを着た場合には、夏場にはあまり感じられないような軽度のわきがの方でも強く臭ってしまうケースが多く、インナーを肌に密着させ熱を逃がさないようにするという機能性インナーのメリットが、そのままわきがを悪化させるデメリットに変化してしまう事が多いです