ベビーパウダーの成分や特徴は?

ベビーパウダーの成分は、コーンスターチなど植物デンプンと、タルクなどの鉱物です。

コーンスターチは白い微粒子状で、トウモロコシを原料に作られたデンプンです。

クッキーなどの焼き菓子を作る時に、小麦粉に混ぜて、サクサクの食感を作ります。

タルクは鉱石を微粒子状に加工したもので、なめらかな手触りをしています。

ミネラルの一種で、さらさら感を作り出すため、化粧品や食品添加物に使われています。

天花粉(てんかふん)のように、キカラスウリの根のでんぷんで作ったものもあります。

キカラスウリは、日本に昔から伝わる植物で、ベビーパウダーと同じ使い方をします。

赤ちゃんの肌は水分が多いため、あせもやおむつかぶれなど、肌トラブルを起こしやすい性質があります。

ベビーパウダーは食品と同じ成分で作られているため、赤ちゃんも大人も安心して使えます。

ベビーパウダーを使う目的は、汗ばんだ肌をさらさらにして、あせもなどの肌トラブルを防ぐことです。

ベビーパウダーを塗っておくと、肌がふれあっても、汗でこすれたりくっついたりしません。

ベビーパウダーや天花粉の微粒子が、肌につけると「毛細管現象」で余分な水分を吸い上げるためです。

毛細管現象とは、細い管や繊維を、水分が自然に上昇していく働き。

タオルの先だけを水につけておくと、水分が上昇してタオル全体が濡れるのは、毛細管現象の一種です。

ベビーパウダーのでんぷんは、毛細管現象の原理で肌表面の水分を吸い取り、肌の湿度を調整します。

水分がちょうどよくなった肌を、タルクなどの鉱物の微粒子が肌を覆い、滑りを良くします。

ベビーパウダーであせもができにくくなるのは、植物でんぷんとタルクの働きです。

ベビーパウダーはどういう時に使うもの?

ベビーパウダーは大人も子供も使いますが、もっとも多く使われるのが、赤ちゃんです。

赤ちゃんの肌は水分が多く、なにもしないと肌がふやけたり、肌の表面がこすれていたみます。

汗がたまりやすい首の周囲や、ひじやひざ、お尻まわりなどは特に注意が必要です。

皮膚がこすれやすく、汗がたまりやすく、あせもやおむつかぶれの原因になります。

ベビーパウダーは、大人の肌にも使えます。

赤ちゃんの肌に使う優しい成分なので、大人が使っても問題ありません。

大人の肌のあせも、かぶれ、ただれなども、赤ちゃんの肌と同じように予防できます。

相撲など汗をかくスポーツで使われることもあります。

ベビーパウダーを、ファンデーションやメイクの仕上げのパウダーとして使うことができます。

日焼け止めの効果はありませんが、汗が気になる人におすすめです。

滑りを良くするための生活用品として使われることもあります。

ベビーパウダーを靴に使うと、靴擦れの予防ができます。

ゴム手袋が手にくっつくのが嫌な時も、ベビーパウダーを使うと滑りがよくなります。

ベビーパウダーでがわきがの臭いは防げるの?

ベビーパウダーで、わきがの臭いは防げると言われていますが、確実ではありません。

ベビーパウダーは、赤ちゃんも使える安全な成分だけで作られたスキンケア用品です。

大人のわきがを治す目的で作られた製品ではないため、汗の匂いを防ぐ効果や、殺菌効果が弱めになっています。

わきがにベビーパウダーを試したい時は、わきの下を清潔に洗って、乾燥させることが大切です。

汗や汚れで濡れた肌にベビーパウダーをつけると、肌がよけいにこすれたり、毛穴や汗腺をつまらせてしまいます。

汗が出にくくなり、汗腺に汚れがたまったり、わきがの悪化の原因となります。

わきがにベビーパウダーを使いたい場合は、臭いを治そうとするより、肌をさらさらにして、リラックスを楽しむのがおすすめです。

ベビーパウダーは、汗でこすれて肌がいたい時に効果を発揮します。

ベビーパウダーでわきの黄ばみを防げるの?

ベビーパウダーで、わきの黄ばみを防ぐことができます。

わきの黄ばみは、汗の皮脂が酸化して着色したものです。

ベビーパウダーを使って、2種類の方法で、黄ばみを防ぐことができます。

1つめの方法は、汗の量が少なめの場合です。

わきの下を清潔に洗って、ベビーパウダーをつけておきます。

身体から出る汗の付着が減って、衣類の黄ばみを防ぐことがですます。

2つめの方法は、汗の量が多い時です。

わきの下ではなく、衣類の方にベビーパウダーをつけます。

わきの下や首回りなど、衣類の黄ばみがつきそうな場所にベビーパウダーをつけてから着ます。

衣類を着ている間、衣類につけたベビーパウダーが汗を吸って、黄ばみを予防します。

衣類を洗濯すると、ベビーパウダーを洗い落とせるので、黄ばみは衣類に残りません。

汗が多すぎる場合は、わき下にベビーパウダーをつけても、黄ばみの予防にはなりません。

ベビーパウダーは汗を乾かすだけで、汗が出る働きを止めていないためです。

わきがの人がベビーパウダーを使うメリットは?

わきがの人がベビーパウダーを使うメリットは、快適性です。

わきがの人がベビーパウダーを使った時、わきがを止める効果は期待できません。

お風呂などでわきの下をきれいに洗って、ベビーパウダーをつけた時の爽快感は、わきがの人も楽しめます。

わきの下がさらさら肌になって、肌がこすれあう感じがなくなるので、気分よく過ごせます。

膝まわりや首の周囲、ひじの内側も、ベビーパウダーをつけると快適な部分です。

・わきがの人が、お風呂上りにベビーパウダーを使うとどうなる?

わきがの人がベビーパウダーを使う場合、さらさら肌がもつのは1~2時間程度です。

ところがこの1~2時間程度が、リラックス感いっぱい。

わきがの臭いに悩んでいる人にとって、気分転換のひと時になります。

1~2時間あれば、お風呂上りから就寝前まで、たっぷりリラックスを楽しめるからです。

毎日のお風呂上りに、わきがの原因の1つ・ストレスを軽減できることになります。

わきがを洗う時の石鹸を、殺菌力の高いわきが専用石鹸にすると、ベビーパウダーのもちが良くなります。
身体の水分をしっかり拭いてからつけるのもコツです。

わきがの人がベビーパウダーを使うデメリットは?

わきがの人がベビーパウダーを使うデメリットは、全般的に効果が弱いことです。

ベビーパウダーは赤ちゃんに使われるため、効果が強力な成分は使われていません。

大人が使うと、汗で落ちやすい、効果が短時間、殺菌力や消臭力が弱いなど、物足りないことがあります。

汗で落ちやすい

ベビーパウダーは、汗のべたつきが原因のトラブルを防ぎますが、少しでも汗が多いと、汗で流れ落ちます。

お風呂上りにつける時も、水分をしっかり拭かずにつけると固まったり、毛穴につまってニキビの原因になります。

効果が短時間

お風呂上がりのベビーパウダーは快適ですが、1~2時間しか続きません。

お風呂のあとも長時間起きている人は、就寝前にべたつきが戻ってくる可能性があります。

殺菌力が弱い

ベビーパウダーには殺菌力がありますが、コーンスターチ由来の弱い殺菌力です。

コーンスターチの原料はとうもろこしですから、強力な殺菌力はありません。

消臭効果が弱い

ベビーパウダーには消臭力がありますが、強い臭いを抑えたり、わきがを治すことはできません。

デオドラント製品のような、強い効能がある成分を含まないためです。