わきがは人間関係までおかしくしたり、周りの人の反応に傷つくなど、深刻なわきがの悩みを抱えている人も多いです。

わきがの手術跡はどれ位目立つの?

わきがを寛治させるためには効果の高いわきがの手術ですが、脇にメスを入れて行う手術ですから、手術跡を100%なくすことは無理なようです。

完治させるために有効なわきがの手術ですが、手術跡は避けて通れないというのが、基本的前提になっています。

また、手術跡は個別的要因もあり、手術後に次のようなことが見られる人もいます。

わきがの手術を受けたある女性の場合は、手術後1ヶ月目のころになって傷痕が白くなり、開いてきたそうです。

このような症状は手術に問題がなくても、術後に急激な動きをした人に良く起こりますから、術後1週間程度は無理な動きは避けてください。

また次にあげるようなことが手術跡の症状として起こることがあります。

出血

わきがの手術は皮膚欠損部を皮膚で補填する植皮術ですから、術後血管が再生するためのタイオーバーと呼ばれる「固定」が必要で、血管が再生しやすくするために、皮膚と皮下組織の間を隙間なく密着させます。

密着させることで皮膚と皮下組織の間に出血をして「血腫」がたまると血管が再生しにくくなり「瘢痕」という形で皮膚が治癒しますから、早期に治癒できるというメリットがあります。ただ、通常の皮膚に比べて傷が目立つのがデメリットです。
わきがの術後の出血の最も多い原因になっているのは激しく動くことですから、術後1週間程度は激しい動きは避けてください。

・感染 
感染はあまりないことですが、術後に感染を起こす人もいて傷が残ることもあります。 感染を起こすとその部分の皮膚が壊死して、皮膚そのものが脱落して瘢痕治癒となり、傷が残りやすくなります。

しかし、普通の外科病院で術中に感染事故が起きることはほとんどありませんし、手術を受けた人が毎日の消毒に通院できればこのような感染を起こすことはまずありません。

遠方で自己消毒をする場合には、消毒に十分な注意が必要です。

ケロイド体質と色素沈着

体質的にケロイドの人は、切開部や縫合部が数ヶ月後にケロイド状に盛り上がり、傷として残ってしまうこともあります。

また、皮膚にメラニン色素の多い体質の人は、瘢痕部に茶色の色素が残ることもあります。

このように、手術を受けた人の体質や術後の無理な行動でも手術跡が残ってしまいますが、多くのケースでは、1年~2年経過した時点で、ほとんど写らない程度になる人が70%~80%くらいで、残りの20%~30%の人は、程度の差があるにしてもなんらかの手術が残るようです。

何らかの手術跡が残る人もいるようですが、ただ、それほど酷い手術跡が残ることはほとんどないことや、わきの下はたとえノースリーブでも普段はあまり人に見られる部位ではありません。

そのため、腋臭臭を気にしているよりも安心していられることや、嫌な臭いで人に迷惑をかけたり嫌われる心配もないメリットがあります。

わきがの手術跡だけ残ってニオイが改善されない場合もあるの?

わきがの手術をする医師は、手術跡のことも患者さんに丁寧に説明を心がけていますが、脇の手術跡は人に見せない限りほとんど問題はありません。

手術する医師が一番心配するのはわきがの手術した跡だけが残り、わきがの臭いが改善されないケースです。

手術をしても治らない原因の一つは、手術が不完全であったケースで、腋臭の原因であるアポクリン腺がすべて除去できずに残ってしまうと再発して、腋臭が出てしまいます。 

もう一つの原因は、手術前の診断が正しくなかったというケースです。

手術前の診断が正しくなかったケースの場合は、患者さんがわきがの元のアポクリン腺の臭いを気にしていたのではなく、エクリン腺の臭いを気にしていたときです。

わきがの手術をしたとき、アポクリン汗腺だけでなく、ある程度のエクリン汗腺も取れますから、わきがの手術をしたら多汗症も治ったという人が多いのも事実ですが、ただ、わきがの手術はエクリン腺を除去するための手術ではありませんから100%取り切ることはできせん。

そのため本人は、手術をしてもまだエクリン腺から出た汗の臭いが気になるという結果になってしまいます。

そのため、このような問題が起きないように、医師が、患者さんがアポクリン腺からの汗の臭い気にしているのか、あるいはエクリン腺からの汗を気にしているのかを見極めることが大事です。

稀なケースではありますが、臭いが気になるため再手術をする人もいます。

しかし、器械的方法の再手術はどこにアポクリン腺が残っているのか確認できませんから、再手術はかなり難しい手術となるようです。

稀とはいえ、このような間違いが起こることもありますから、手術をうける医療機関やクリニックは慎重に選ぶ必要があります。

わきがの手術跡が残らない治療方法や金額は?

わきがの手術跡が残らない治療法には、切らないですむレーザー治療があります。

レーザー治療とは、レーザーの特殊な光線を照射して、わきがの臭いの元になるアポクリン汗腺を破壊してわきがを治します。

切って手術をするのと違いますから、手術跡も残りませんし、アポクリン汗腺自体をレーザー治療で破壊してしまいますから、わきがの臭いを元を断つことができ、再発の心配もありません。

レーザー治療によるわきがの治療の代金は、各医療機関やクリニックによっても多少の差はありますが、両脇で40万円かからないところが多いです。

ちなみに、健康保険が適用される手術方法には、切除法と反転剪除法と呼ばれる皮弁法の2つがあります。

上記の手術の場合では、クリニックによっては保険診療外の場合も、あるいは適用外の場合もありますし、また、保険診療と自由診療の両方を取り扱っているケースもあるなど様々です。

上記のわきが治療の手術代の目安としては、健康保険適用になる場合は両方の脇で5万円程度で、自由診療での手術の場合は両脇で30万円~40万円程度かかります。

また、わきがの手術は高額療養費制度の対象に指定されていますから、同一家族内で年間10万円を超える医療費がかかったとき、年末調整のときに申告するとか、自営業者などは確定申告で申請します。

申告をすると、その人の所得に応じた税金が戻ってきますから、手術にかかった費用や薬代などの領収書は大切に保存しておいてください。

わきがの手術で傷跡以外のデメリットは?

わきがの原因はアポクリン腺によるものですが、この手術は汗腺も除去しますから、多汗症の人にも効果が期待でき、から出る汗が抑えられて、脇汗が衣類ににじみ出て悩まなくてもすみます。

わきがの手術は日帰りで行うことができますが、ただ、日帰りとはいえ体にメスを入れて脇を切っての手術ですから、それなりのデメリットもあります。

手術することでのデメリットには、つぎのようなものがあります。

  • 傷口が治るまでの1週間程、脇を圧迫固定することもある
  • 術後の数日間入浴禁止
  • それなりの高額な手術費用がかかる
  • 手術後に臭いが強くなる可能性もある
  • 脇汗が以前よりも増えてしまうこともある
  • 手術方法によってはどうしても傷跡が残る
  • 再発する場合もある

このように少なからぬデメリットもありますから、わきがの手術を安易に考えるのは避けてください。

わきがの手術を望んでいる人は、もう一度真剣に検討をしてみたり、あるいは、ほんとうに手術が必要かどうか、皮膚科の医師に相談してみるのもおすすめです。

外科やクリニックでは、始めから手術ありきになりがちです。

わきがの症状が軽い場合には、出血のない「保存的療法」での治療でも、十分にわきがの悩みを解消できる可能性もあります。そのため、医師の話を聞きながら十分検討して、後悔のないようにしてください。

この問題も皮膚科を受診すれば、本当にワキガであるかどうかの診断とか、や、わきがの強弱のレベルの判定とか、手術が必要かどうかの診断などもしてくれますから、皮膚科を受診することもおすすめです。

皮膚科でも相談した結果、それでもなお手術をしたいと望むなら有給休暇などを利用するなど、1週間程度休める状況を作ることが理想です。