子供のうちからわきがになってしまう原因は?

子供のうちからわきがになってしまう原因としては、大きく分類して3つに分けられます。

原因1:第二次性徴期にアポクリン汗腺が発達する

第二次性徴期とは、性ホルモンの分泌が活発になる時期のことで、個人差はありますが9歳~13歳の間に第二次性徴期になります。

この時期に分泌される性ホルモンにより、男女ともに性別にともなった体つきに成長します。

この際、わきがの原因となるアポクリン汗腺も急激に活性化する場合もあります。

体の成長タイミングは個人差が大きいため、早い場合は小学校低学年からアポクリン汗腺が発達し、わきがの臭いがするようになることもあります。

原因2:食生活の変化

わきがになる人は日本人全体の10%程度ですが、外国では国民全体の80%以上がわきがになる国もあります。

肉を食べる機会が多い国では、体臭の大きな原因のひとつになります。

肉やチーズ、牛乳などに含まれる動物性油脂は、わきがの原因となるアポクリン腺に刺激を与えます。

動物性油脂が含まれている食品を好んで頻繁に食べている家庭の子供は、その量に比例してわきがになってしまう可能性も高くなります。

原因3:わきがの遺伝

わきがは病気ではなく、体質であるため、子供に遺伝する場合があります。

わきがの体質は優性遺伝(つぎの世代に現れやすい遺伝子)なので、親から子へ引き継ぎやすい体質です。

両親のうち片方がわきがの場合、子供は50%の確率でわきがになってしまいます。

両親ともわきがだと、子供は70~80%もの確率でわきがになってしまいます。

両親がわきがでなくても、近親者にわきがの人がいると、隔世遺伝によってわきがになる可能性も考えられます。

子供がわきがかどうかの確認の仕方

子供にわきが体質が遺伝してしまったか気になる場合は、子供の耳掃除をした際に、耳垢の湿り具合を確認してみてください。

もし耳垢が湿っている場合は、確定ではありませんが、わきが体質である可能性は高くなります。

遺伝によって数が決まるアポクリン汗腺は、わきだけではなく耳の中にもあります。

耳の中にアポクリン汗腺がある場合は、耳垢が湿っているという特徴があるため、わきがかどうかの判断基準のひとつになります。

ただし、あくまでも可能性であるため、耳垢がしめっていなくても、その後の食生活や第二次性徴期でアポクリン汗腺が過剰に発達した場合などはわきがになります。

また、アポクリン汗腺以外でも耳垢が湿ってしまう要因があるため、あくまで判断材料のひとつにしかなりません。

子供のうちに確認できる他の方法としては、洋服のワキ部分が黄ばんでいないかなどがあります。

わきがチェックリスト

以下の8つの確認でわきがかどうかのチェックが出来ます。
より多く当てはまる場合は、わきが体質である可能性が高くなります。

  • 耳垢が湿っている。
  • 服のわきの部分に黄ばみができる。
  • 親や親戚にワキガの人がいる。
  • わき毛が濃い。または、わき毛が1つの毛穴から2本生えている。
  • よく汗をかく。
  • わき毛に白い粉状の結晶がつく。(アポクリン汗腺の分泌物が結晶化したもの)
  • ガーゼ・ティッシュ・サランラップなどをわきに1時間程度はさんでから臭いを嗅ぐと臭い。
  • わき汗の味を確認すると苦い。(汗は酸っぱいですが、わきがの場合は苦く感じます)

わきがは何歳位からなって何歳以上わきがにならなければ大丈夫なの?

前述のように、わきがは第二時性徴期にアポクリン汗腺が発達しやすいため、9歳~13歳のころにわきがだと発覚する場合が多いです。

第二次性徴期は気持ちが不安定な時期でもあるため、思春期の時期からわきが体質でないかどうかを意識してみてください。

もしわきがだった場合は、理解して支えてあげることができます。

15~16歳程度になってもわきがの臭いがしなければひとまず安心と言えますが、その後の食生活によってはわきがの体質に変化する場合も充分に考えられます。

子供がわきがの場合はどういう風に伝えればいいの?

わきが体質であることが分かるのはだいたい思春期の期間であるため、子供がわきがであるということを親から伝えるのは、非常にデリケートな問題です。

下手に伝えようとすると逆に子供を傷つけ、険悪な関係になってしまう家庭もたくさんあります。

親が気付いているのならば、学校のクラスメートや部活仲間なども気付いている場合がほとんどですが、子供が自分でわきが体質を自覚するようになるまで放っておく、という選択をする親もいるようです。

もし子供が自分でわきが体質に気付けば、その後の対策もスムーズですし、子供から親に相談するケースもあるようです。

ただし、子供の性格によっては、両親や兄弟・友達にも相談できない場合もあり、一人で抱え込んでしまう子もいるかもしれません。

親が汗をかいたときに、子供の前で臭いを気にする素振りを見せれば、子供も相談しやすくなるはずです。

体臭ケアに自ら関心を持ってもらうように促せば、当たり前のエチケットとして子供も自然と体臭に関心を持つはずです。

子供にわきが体質を伝える方法は、性格や交友関係、地域性などに大きく左右されるため、どのように伝えれば良いかという明確な答えはありません。

ですが、子供の悩みに対して両親は一番の味方であることを伝え、出来る限りの協力や共感を惜しまないようにすれば、子供もしっかりとわきがと向き合ってくれるはずです。

子供が傷づく前に出来るわきが対策は?

子供がわきが体質であるということは、両親や近親者もわきがである可能性が高いため、その悩みや辛さなどを子供に味わって欲しく無いと思うはずです。

わきが体質である人でも、一生わきが臭が出ない人もいるので、子供のためを思いしっかりと事前対策をしてあげましょう。

対策1:バランスの取れた食生活

わきがの原因のひとつとして挙げられているように、動物性油脂がわきがの大きな原因なので、小さいころから肉やチーズなどの動物性の脂が多いものはなるべく避け、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。

肉やチーズなどを食べれば食べるほど、わきが体質が現れてしまうリスクは高くなってしまいます。

もしわきが体質がすでに現れてしまっている場合でも、食生活のバランスを整えましょう。

臭いの強いにんにくなどの食材は、わきがの臭いを強くする原因になってしまいます。

対策2:わき汗をこまめに拭き、通気性の良い服を着る

わき汗を放置すると雑菌が繁殖し、臭いが強くなっていきます。

わき汗をかいた場合はすぐに拭くように、基本的なエチケットとして教えてあげると良いでしょう。

対策3:弱酸性の石鹸を手で泡立て、やさしく洗う

ボディタオルなどで強くわきを洗ってしまうと、ニオイを抑える菌まで洗い流してしまいます。

弱酸性の石鹸はニオイを抑える菌を増やしてくます。

やさしく手であらったあとは、きれいに洗い流しましょう。

対策4:わきの毛を処理する

わき毛があると汗をかいたときに蒸れてしまうため、雑菌が繁殖しやすくなります。

対策5:制汗剤を使用する

以上の対策をしてもわきがのにおいが改善されない場合は、市販の制汗剤を使用しましょう。

制汗・消臭・殺菌効果のあるもので、持続時間が長いものを選びましょう。

特にクリームタイプは即効性もあり、制汗・消臭性能に優れています。